Technical Q & A

送受信ファイルの排他制御


  1. 概要
    ここで言う排他制御とは、e-エクスプレス/MailConnectとAPとが送信または受信フォルダを介してファイル受渡しをする際、 一方がフォルダにファイルを書込み中に、他方がこれを読み出そうとしたとき、発生するかもしれない障害を避けるための制御を言います。
    結論としては下記の通りです。
     ■送信時は考慮不要です。
     ■受信時は考慮必要です。


  2. 送信時の排他制御処理(必要ありません)
    送信の際、AP → 送信フォルダ → e-エクスプレス/MailConnect 送信タスク間の排他制御処理は、e-エクスプレス/MailConnect側で処理、 即ち、e-エクスプレス/MailConnect が送信フォルダからファイルを取り出し中にAPから送信フォルダ中に今正に入れつつあるファイルは 対象とせず次回まわしにするような処理をしています。従いましてAPでは一切考慮する必要はなく、自由に送信フォルダにデータを入れて 送信させることができます


  3. 受信時の排他制御処理(必要です)
    受信の際、e-エクスプレス/MailConnect受信タスク→ 受信フォルダ → AP間の排他制御問題は、AP側で考慮する必要があります。 即ち、APが受信フォルダからデータを取り出す際、e-エクスプレス/MailConnect受信タスクが送信フォルダに作成中のファイルは 取り出さないような処理を行う必要があります。下記のように業務APをe-エクスプレス/MailConnectに起動させることにより、 この煩わしさを避けることができます。
    e-エクスプレス/MailConnect初期画面の環境設定プルダウンメニューから、
    環境設定 → 受信環境 → 業務AP自働起動 画面設定により、
    業務APの起動をe-エクスプレス/MailConnect受信タスクに行わせます。 e-エクスプレス/MailConnectの業務AP自働起動機能で業務APが開始された場合、このAPが終了するまで、次の読み込み動作は開始されません。
    これにより排他制御問題は発生致しません。






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