Technical Q & A 

便利なネットワークコマンド

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以下は、普段よく使う便利なネットワークコマンドの一覧と簡単な使い方です。

  1. サマリー
  2. (使い方は下記 II. をご参照下さい)
    コマンド内容
    exitシェルを終了する
    ftpファイルを転送する
    hostnameホスト名を表示する
    ipconfigネットワークインターフェースの表示・設定を行う
    ホスト名、MACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、デフォールトゲートウェイ、DHCP有効/無効、ネットワークカード(NIC)名
    nbtstatNETBIOS情報を表示、更新する
    net configServerまたはWorkstationサービスに関する情報を表示、設定する
    コンピュータ名、ドメイン
    net share共有リゾースを表示する
    net statisticsサービスのの統計情報を表示する
    送受信バイト数、送受信ブロック数、ネットワークエラー、セッション数
    nslokupNS(DNS)の情報を確認する
    pathpingネットワーク経路情報を表示する
    pingネットワークでの接続を確認する
    telnettelnetでリモート接続する
    tracertネットワーク経路を表示する

  3. ネットワークコマンドの使い方
  4. コマンドオペランド( [ ] は省略可を示す)機能
    exit[/b] [終了コード]シェルを終了する
    /b ⇒ 現在のバッチスクリプトを終了する
    終了コード ⇒ 終了コード値を指定する
    ftp[オプション] [ホスト名]ファイルを転送する
    [オプション]
    -A  ⇒ 匿名(anonymous)ログインする
    -d  ⇒ デバッグモードで実行する
    -i  ⇒ 複数のファイルを転送するとき確認しない
    サンプルは<FTPの使い方>参照
    hostname無しホスト名を表示する
    ipconfig[オプション]ネットワークインターフェースの表示・設定を行う
    [オプション]
    /all  ⇒ すべての情報を表示する
    /renew [アダプタ] ⇒ DHCP情報を更新する
    /release [アダプタ] ⇒ DHCP情報を開放し、IPアドレスを廃棄する
    /displaydns  ⇒ DNSのキャッシュ情報を表示する
    /flushdns  ⇒ DNSのキャッシュ情報を破棄する
    <サンプル>
    ipconfig /all
    ipconfig /renew "ローカル エリア接続"
    ipconfig /displaydns
    nbtstat[オプション]機能:NETBIOS情報を表示、更新する
    [オプション]
    -n  ⇒ ローカルNetBIOS名テーブルを表示する
    -A IPアドレス ⇒ 指定したIPアドレスのNetBIOS名テーブルを表示する
    -a NetBIOS名 ⇒ 指定したNetBIOS名テーブルを表示する
    -c NetBIOS名 ⇒ キャッシュの内容を表示する
    -S  ⇒ 現在のセッション情報をIPアドレスで表示する
    -s  ⇒ 現在のセッション情報をIPアドレスから名前解決して表示する
    -r  ⇒ 名前解決統計情報を表示する
    インターバル秒数 ⇒ 指定したインターバル秒ごとに内容を再表示する
    <サンプル>
    nbtstat -c 10 ⇒ NetBIOS名キャッシュの内容を10秒ごとに表示する
     ⇒ 停止は"Ctrl"+"C"
    net config[オプション]ServerまたはWorkstationサービスに関する情報(コンピュータ名とドメイン)を表示、設定する
    [オプション]
    Server ⇒ serverサービスの情報を表示する
    Workstation ⇒ workstationサービスの情報を表示する
    <サンプル>
    net config workstation
    net config server
    net share[共有名]共有リゾースを表示する
    <サンプル>
    net share
    net share wwwroot$
    net statistics[オプション]サービスの統計情報(送受信バイト数、送受信ブロック数、ネットワークエラー、セッション数)を表示する
    <サンプル>
    net statistics server ⇒ serverサービスの統計情報を表示する
    net statistics workstation ⇒ workstationサービスの統計情報を表示する
    nslokup[オプション][検索ホスト名 or
    DNSサーバー]
    NS(DNS)の情報を確認する
    [オプション]
    server DNSサーバーを指定する
    set type=検索タイプ
                   A(ホストのIPアドレス)(初期値)
                   ANY(全ての情報)
                   MX(メールサーバー名)
                   NS(DNSサーバー名)
                   PTR(IPアドレスに対応するドメイン名)
                   SOR(ゾーン情報)
    set domain=ドメイン名 ⇒ ドメインを指定する
    <サンプル>
    >nslookup
    Default Server: local.gateway
    Address: 192.168.0.1

    >global.co.jp
    Server: local.gateway
    Address: 192.168.0.1

    Non-authritative answer:
    Name: global.co.jp
    Address: 218.118.193.245

    >set type=ANY
    >global.co.jp
    Server: local.gateway
    Address: 192.168.0.1

    Non-authritative answer:
    詳細が表示されます
    ---
    ---
    ---
    >set type=ptr
    >219.118.193.245
    Server: local.gateway
    Address: 192.168.0.1

    Non-authritative answer:
    245.193.118.219.in-addr.arpa name = www.global.co.jp
    逆引き情報の詳細が表示されます。
    ---
    ---
    ---
    >exit
    pathping[オプション] 接続先ネットワーク経路情報を表示する
    [オプション]
    -n 中間にあるルーターの名前解決をしない
    -h 最大ホップ数  ⇒ 接続先までの最大ホップ数(デフォルト 30)
    -p 間隔ミリ秒  ⇒ 次にpingを実行するまでの待ち時間(デフォルト 250ms)
    -q クエリ数  ⇒ エコー要求メッセージ数(デフォルト 100回)
    -w 待機ミリ秒  ⇒ 応答を待機する時間を指定(デフォルト 3,000ms)
    <解説>
    pathpingは、tracertとpingを組み合わせたコマンドです
    まずtracertを実行し、経路にあるすべてのルーターにpingを実行して統計情報を表示します
    ping[オプション]接続先ネットワークでの接続を確認する
    [オプション]
    -n 回数  ⇒ 実行回数を指定する
    -t  ⇒ 中断されるまで実行を続ける("Ctrl"+"C"で中断)
    -a  ⇒ 逆引きの名前解決を実行する
    -w 秒数  ⇒ タイムアウトを指定する
    -6  ⇒ IPv6を利用する
    telnet ホスト名 ポート番号telnetでリモート接続する
    <サンプル>
    <TELNET(SMTP)の使い方>参照
    <TELNET(POP3)の使い方>参照
    <TELNET(IMAP4)の使い方>参照
    tracert[オプション] ホスト名ネットワーク経路を表示する
    [オプション]
    -d  ⇒ 名前解決をしない
    -h TTL値  ⇒ 最大のTTL値を指定する(デフォルト 30)
    -w ミリ秒数  ⇒ タイムアウト時間(デフォルト 4,000)


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