警報メール転送システム
- 概要
地震などの突発的な災害発生時、警備保障会社より通報される警報・報告メールを、社内の多数の防災・保全担当の
携帯電話に、緊急通報メールとして転送するシステムで、もちろん通常のメール転送システムとしても利用できます。
MailConnectの受信タスクを常駐型で稼働しておき、入電があればVBSプログラムが自動稼働、このVBSプログラムにより
予めファイルに貯蔵されている多数の送信宛先メールアドレスと受信したメール内容とを組み合わせて
同報送信メールを作成します。
次にVBSの最終命令でMailConnect送信タスクを自動起動し、作成された送信電文を送信して終了します。
概 念 図
- 準備
- 各フォルダの作成、並びに、送信先メールアドレスとプログラムの貯蔵
C;ドライブ直下に下記記載の名前のフォルダ(xxxx)を記載の階層で作ります。
全ての送信先メールアドレスを1行づつ入れたテキストファイルを作り、destinator.txt のファイル名を付けて
(dest)フォルダに入れます。(prog)フォルダにはVBSプログラムを、PROG02.VBS の名前で入れます。
C:ドライブ
│
│
├─(saigai) ← このシステムのフォルダ
│ ├─(dest)destinator.txt ← 全送信相手のメールアドレスを入れたTEXT ファイル
│ ├─(prog)PROG02.VBS ← 処理を行うVBSプログラム
│ ├─(recv) ← 受信フォルダ
│ ├─(send) ← 送信フォルダ
VBSソースプログラムはこちら
- MailConnectの設定
弊社WebページのダウンロードページからMailConnectをダウンロードして設定して下さい。
■設定に際してはマニュアル類を参考にして下さい
- 設定サンプル(MailConnect日本語版) → CLICK HERE
- 日本語版セットアップマニュアル → CLICK HERE
- 日本語版オペレーションマニュアル → CLICK HERE
(注)今回は標準的なものに加え、特に下記の設定が必要です
- 受信フォルダを "C:\saigai\recv" にするのは通常通りの設定、かつ
格納モードを ”着信メールをフォルダでラップ”に設定します。
この設定により受信時、受信フォルダ中に YYYYMMDD_HHMMSS_NNNN という名前を持つ
フォルダが作られ、中に以下の各ファイルが貯蔵されるので、後続プログラムでこれを使います。
(セットアップマニュアルの9ページ参照)
@nse_edi_pro_header.txt <--- header内容全てが入ったTEXTファイル
Anse_edi_pro_subject.txt <--- subject情報の入ったTEXTファイル
Bnse_edi_pro_body.txt <--- body内容全てが入ったTEXTファイル
C添付ファイル <--- 添付ファイルがもし付いていれば入る
- 受信環境の業務AP自動起動を”C:\saigai\prog\PROG02.VBS”に設定します。
- 送信フォルダ”C:\saigai\send”に設定します。
- 実行
MailConnectの初期画面を手動で立ち上げ、1分間隔の常駐型実行をさせれば永続的な受信実行状態となります。
着信があれば自動的にVBSプログラムが稼働し、受信フォルダ中に入っている着信メールの内容(BODY)と
全送信相手先メールアドレス情報とを組み合わせて送信メールを作って送信フォルダに入れます。
VBSプログラムの最後のコマンドでこれを送信して終了します。
着信がある度にこれを永続的に繰り返します。
深夜の決まった時間にマシンを Auto Restart したような時など、無人で常駐型実行をさせる方法等については、
本WebサイトのテクニカルQ&Aをご参照下さい。
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